ステンレス スチールベルトの「良さ」を知っていただくために
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動力伝達で使われるスチールベルト

スチールベルトの使われ方の一つとして、減速機構として動力伝達があります。

一般的には噛み合い方式を使用される事が圧倒的に多く、皆さんのイメージとしてもそれではないでしょうか?

よくある質問として、滑ってしまい使えないのでは?と聞かれる事があります。

確かに噛み合い方式は歯が付いていて滑ることはありません。

その点スチールベルトは歯がないため、先ほどの質問になるのですが、スチールベルトの場合はテンションで滑りを防止しています。難しい事は省きますが、簡潔言いますと、伝達したいトルクに負けないテンションを掛ければ滑らないのです。

スチールベルトは剛性の高いバネ用ステンレスを素材として作られているため、高いテンションを掛けても伸びる事がなく、使用中の伸びも基本的にはゼロになります。

なぜ動力伝達でスチールベルトが使われるのか。

もちろんスチールベルトを使うとメリットがあります。

なにが優れているかといいますと。

  • 経年変化によるベルトの伸びないため、稼働時のタイムラグが発生しない。
  • 歯がなく擦れあう事がないため、音の発生が小さい。
  • バックラッシがないためトルク伝達がスムーズにできる。
  • スタート時や停止時の伸びがないため、スピードUPができる。
  • 振動が発生しにくいため、高精度なトルク伝達ができる。

下記の写真は複写機の減速でスチールベルトを使用している場面になります。

スチールベルトと嚙み合い方式で同一の色を紙に印刷した場合、噛み合い方式は一定間隔で色の濃い部分が発生してしましたが、スチールベルトは色ムラ無しでキレイに印刷ができました。

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