今回は、画像検査用スチールベルトの表面コーティングについてご紹介します。
スチールベルト上で画像検査を行うに場合、苦労する事の一つとして、光(照明)の反射です。
反射を抑える方法として、スチールベルト表面にコーティングをおこない、反射を抑えるのですが、
コーティングには大きく分けて2種類あります。
ひとつはフッ素コート、もう一つは低温黒クロムメッキになります。
フッ素コートの利点は、緑色(写真1)、肌色(写真2)、黒色、赤色、茶色など色を選択できる点です。
ワークの色の反対色を使うことで、カメラでの検査時の感度を上げることができます。
低温黒クロムメッキの利点は光の反射が少ないことです。
このコーティングは光学系(カメラや露光装置)に使用されているコーティングですので、光の反射防止に適しています。
写真3は、上の板がフッ素コート、下が板が低温黒クロムメッキに光を当てている写真ですが、
下の板の光の反射が少ないことがわかります。
(写真3)
画像検査用のベルトをご検討の際には、ぜひスチールベルトをご検討下さい。
また、コーティングに関してご不明点がございましたら、お気軽にご相談下さい。
お問合せ |
TEL:045-624-9127 |