今回はステンレスベルトを始めて見られるお客様のイメージとして、「ベルトとプーリがステンレスだと滑ってしまうのではないか」とのお声が多くありましたので、ステンレスベルトが滑らない理由をご説明いたします。
滑る理由は以下の2点になります。
① 摩擦係数が低い(鏡面仕上げ・油分・水分)
② 表面が濡れている(結露・洗浄後の水)
ステンレスベルトを始めてみる方にとって、ステンレスの表面がツルツル(鏡面)しているため、滑るとの印象を持たれるのだと思います。
金属同士でも滑らない物が身近にあります。鉄道です。
車輪とレールはお互いが金属同士です。また環境も雨で濡れていたり、雪が積もったりする場合もありますが、滑る事なく人や荷物を運んでいます。
なぜ滑らないかというと、
車両重量が輪軸に集中し、
接触面積は10円玉より小さいのに数トンの力がかかっています。
👉 高圧力により摩擦力が増える → 滑りにくい
車輪やレールの表面は肉眼ではツルツルですが、拡大すると微細な粗さがあり、これが摩擦の「カギ」となっています。
ステンレスベルトが滑らない理由も同じ原理です。
ベルトに張力(テンション)を掛ける事で接触圧を上げて滑りを抑えます。
ステンレスは表面がツルツルに見えますが、表面には0.05〜0.3µm程度の微細な凹凸(Ra)が摩擦係数を確保しています。
ちなみにステンレスの摩擦係数は中程度と言われているのをご存知でしょうか。
ステンレスと素材別の摩擦係数を下記いたします。
・ステンレス×ステンレス:0.3~0.5
・ステンレス×プラスチック:0.2×0.4
・ステンレス×ゴム:0.6~1.0
このようにステンレス同士の摩擦係数は、「普通(中程度)」になるため、ステンレスベルトが滑らずに回転できる理由です。

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