
食品工場では、製品の品質維持や異物混入防止のため、コンベヤの清掃性が非常に重要です。
今回は、食品搬送用ベルトの清掃性を確認するため、ATP測定を実施しました。
ATP測定とは、食品残渣や微生物などに含まれるATP(アデノシン三リン酸)を測定し、設備や器具の清浄度を数値で確認する検査方法です。
専用の綿棒でベルト表面を拭き取り、測定機器にセットすることで、その場で清掃状態を確認できます。
一般的に、ATP値が低いほど表面に残っている有機物が少なく、清掃状態が良好であると判断する際の目安になります。
ただし、ATP測定は細菌数そのものを測定する検査ではありません。また、測定値は使用する機器、測定範囲、拭き取り方法、食品の種類などによって変わるため、同じ条件で比較することが重要です。
今回の試験では、ステンレスベルトと樹脂ベルトに対して同じ食品、同じ清掃方法、同じ測定条件を用い、水拭き後のATP値を比較しました。
目的
食品搬送用ベルトの清掃性を比較すること
対象ベルト
清掃方法
| ワーク | ステンレスベルト | 樹脂ベルト |
|---|---|---|
| 玉子焼き | 178 | 261 |
| 冷やし中華 | 494 | 2,319 |
| 鮭の切り身 | 225 | 867 |
今回の試験では、すべてのワークでステンレスベルトのATP値が樹脂ベルトより低い結果となりました。
特に冷やし中華では、
となり、樹脂ベルトと比較して大幅に低い数値となりました。
鮭の切り身についても約1/4程度のATP値となっており、食品の種類によって差はあるものの、ステンレスベルトの清掃性の高さが確認できました。
これは、ステンレスベルトの表面が平滑で食品汚れが残りにくく、水拭きでも汚れを除去しやすいことが一因と考えられます。
清掃性が向上すると、
など、多くのメリットが期待できます。
今回のATP測定では、食品搬送用ステンレスベルトは樹脂ベルトと比較して、水拭き後でも低いATP値を示す結果となりました。
食品工場では、生産性だけでなく衛生管理の重要性も年々高まっています。
当社では、清掃性・耐久性・衛生性に優れた食品搬送用ステンレスベルトをご提案しております。
「清掃時間を短縮したい」「衛生管理を強化したい」とお考えでしたら、お気軽にお問い合わせください。
| お問合せ |
| TEL:045-624-9127 |