ステンレス スチールベルトの「良さ」を知っていただくために
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ステンレスベルト材料(2種類)の磁性について

今回はお客様から、「なぜSUS304が磁石に付くのか?」「どの程度付くのか?」のご質問を頂きましたでしたので、テストをおこないましたので、ご報告します。

まず、SUS304が磁石に付く理由ですが、加工硬化が原因です。

ステンレスは圧延を施すと硬く、強度が高くなる特性がありますが、圧延をするほど加工硬化がすすみ、磁石に付くようになります。

よく言われる、「SUS304は磁石に付かない」は、鍋・スプーン・キッチンなど、圧延をしていない材料のことを言います。

テスト方法

材質はSUS304H・SUS632J1の2種類の材料(寸法は0.3×50×200で統一します)に、磁石のフックを取付け負荷をかけます。

個々にどの程度の差が発生するか下記をご覧ください。

写真の左がSUS632J1、右がSUS304Hになります。

SUS304H

わずかに付きましたが、フックの重量に耐えられず、落ちてしまいました。

フックの磁力で材料(片側)を持ち上げる程度の付着力でした。

SUS632J1

フックがしっかり付きました。

重り(約170g)を付けても落ちませんでした。

以上の結果から、SUS304Hは微力な磁性、SUS632J1は強い磁性があることがわかりました。

当社では皆様からのテストを募集中です。こんなテストをして欲しいなどご要望頂ければ、テストをおこないますので、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。

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