今回は3月2日に開始した「ステンレスベルト用材料 3種類の耐食性のテスト」の結果をご報告します。
ステンレス材料を次亜塩素ナトリウムに入れて3週間経ちましたので、確認してみます。
取り出した3種類を、変化が分かりやすいように並べてみます。
左から、SUS304・SUS301・SUS632J1で、色が変化しました。
SUS304:色の変化はほとんどありませんが、表面が鏡面ではなくなりました。
SUS301:大きく変色して茶色になり、また鏡面でなくなりました。
SUS632J1:少し変色しています。光の反射も若干鈍くなりました。
当初の予想では、ニッケル・クロムの含有量で、SUS304>SUS301>SUS632J1の順になると思っていたのですが、結果は異なりました。
今回は変化を早くおこすため、6%の濃度に入れましたが、SUS301は次亜塩素酸ナトリウムを使用する場所では、使用しない方が良さそうです。
また、SUS304、SUS632J1でも、次亜塩素酸ナトリウムが長期にわたって触れ続けると、変色等の劣化の可能性があり、水道水などで洗い流した方が良いと思います。
当社では皆様からのテストを募集中です。こんなテストをして欲しいなどご要望頂ければ、テストをおこないますので、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。
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