ステンレス スチールベルトの「良さ」を知っていただくために
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トラフ搬送テスト

今回は、樹脂ベルトでは一般的なトラフ搬送をステンレスベルトでおこなってみましたので、結果をご紹介します。

今までステンレスベルトではトラフ搬送は出来ないとお応えしてきました。

先日もお客様から、トラフ搬送は出来ないか?とご質問を頂き、本当に出来ないのか? 試してみてもいいのではないか?と思い、テストをすることにしました。

テスト方法

 コンベヤ寸法:100㎜巾×1000㎜機長

  ベルトを両サイドを持ち上げるため、受け板に高さ5㎜の板材を貼付けました。(下写真)

 ベルトスピード:約4m/分

 ワーク:ビー玉(ベルト中央部が凹状なのが分かりやすくするため)

テスト結果

ステンレスベルトは若干のトラフになり、ビー玉が中央付近に集まって搬送できました。下の動画をご覧ください。

今回のテストで分かったことがあります。

一つ目は、受け板に5㎜の段差を作って、ベルトの中央部に凹みをつくろうとしたのですが、ベルト中央部は受け板から浮いた状態になり、凹んだのはごくわずかでした。

写真のように、ベルト中央部を押すと凹みができます。その分だけ浮いている証拠です。

二つ目は、プーリ部に差し掛かるとベルトはフラットに戻り、ビー玉が左右に動いてしまいます。

このフラットになる部分も少しでも凹状になるようにする必要性があると思いました。

次回は上記の問題点を少しでも改善するため、下記を試してみたいと思います。

・ベルト幅を広くして、ベルト中央部の凹みを大きくできるか試してみます。

・プーリを昔からある、逆クラウンにしてベルトがプーリ周辺であっても凹状になるか試してみます。

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