今回はステンレスベルト表面にコーティングするフッ素の剥離テストをおこないました。
今までフッ素コーティングを紹介する際には、感覚的な話でお客様には分かりにくい説明だったと思い、数値化する事で分かりやすい商品説明が出来ればと思いテストをおこないました。
対象物にガムテープ(30㎜)を貼付け、プッシュプルゲージで剥がれる力を測定しました。(下記写真)
対象物:①ステンレス表面
②フッ素コーティング(緑色) 標準的なコーティング
③フッ素コーティング(薄茶色) フッ素含有量が②より多く剥離性の高いコーティング
①ステンレス表面の測定結果
右写真の様に徐々に力を入れて引っ張ります。
1.16Kgの力でガムテープが徐々に剥がれ始めました。
かなり抵抗があり、半分くらい剥がれたところでやめましたが、時間を掛ければ全部剥がれたと思います。
②フッ素コーティング(緑色)の測定結果
0.38Kgの力で剥がれ始め、一瞬で剥離しました。(下が剥離した写真です)
ステンレス表面と比べ、抵抗をほとんど感じませんでした。
③フッ素コーティング(薄茶色)の測定結果
0.30Kgの力で剥がれました。
②のコーティングと比べ0.08Kgの差ですが、手にかかる感触は「あれ?」と思うほど差がありました。
剥離した写真。
以上の結果からフッ素コーティングをした際とコーティングの種類別に、簡易的ではありますが数値化できたと思います。
これによって、今後はお客様に数字で分かりやすい説明が出来ると思います。
次回はフッ素コートの上に粘着性の高いワークを置いて、ベルト上に残らないかテストをしてみたいと思います。
当社では皆様からのテストを募集中です。こんなテストをして欲しいなどご要望頂ければ、テストをおこないますので、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。
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