【横浜】ヒューコン(横浜市西区 大藤潤社長、045・624・9127)は食品業界向けに金属製の搬送用ベルト「スチールベルト=写真」の提案を始めた。コンベヤーの含め原料処理から加工、分配、梱包など上流から下流工程まで食品製造ラインの装置類を一括受注する。これにより2021年度に食品業界向けの売り上げで3億円を目指す。
スチールベルトはゴム製品や樹脂製に比べ、摩耗による粉塵や検査ラインでの搬送物の揺れが少なく、油などの洗浄も容易。ヒューコンはこれまで半導体など高度な洗浄度が求められる環境下に設備を導入してきた。
ヒューコンは装置メーカーなどと連携し、スチールベルトを採用した食品製造装置の導入やラインの設計、構築につなげる。食品業界向けに国際的な食品衛生管理基準「HACCP(ハサップ)」に対応した製造設備を導入する。今後は食品製造工場となる建屋を含めた受注も目指す。大藤社長は「衛生的で自動化しやすいスチールベルトの普及を目指す」と意気込む。
日刊工業新聞2019年3月29日掲載 記事の著作権は日刊工業新聞社に帰属します。(本記事は転載承認を得ています。)
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