今回は9月23日より開始した、高濃度の次亜塩素酸ナトリウムの耐食性テストの結果を、写真をふまえてご報告します。
確認日は11月13日です。
SUS430
写真右側の品がSUS430になります。(左側は比較対象用として、溶液に浸していないSUSです)
表面の変色が一目でわかります。
左側のステンレス表面には奥のガラス瓶が反射しますが、SUS430は反射しないぐらい表面の状態が悪化しました。
白いペーパータオルで表面を拭き取ったところ、茶色い物質が大量に付着しました。(写真丸枠内)
SUS304
前回と比べて表面がくすんできたように見えます。
最初の状態と比べると、ガラス瓶の反射がありません。
白いペーパータオルで表面を拭き取ると、若干茶色い物質が付着しました。(写真丸枠内)
今回の結果から、SUS430は表面がすぐにさび色に変色してしまうため、高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを使用する環境には向いていないことが分かりました。
SUS304はさび色の変色は有りませんでしたが、光が反射しない程度の劣化が見受けれられました。
このことから、SUS304であっても高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを浴び続けると劣化する事がわかりました。
もしステンレスベルト上で高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを使用する場合は、ベルト表面に付着した次亜塩素酸ナトリウムを水洗いなどで洗い流すことをお勧めいたします。
当社では皆様からのテストを募集中です。こんなテストをして欲しいなどご要望頂ければ、テストをおこないますので、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。
お問合せ |
TEL:045-624-9127 |