今回はステンレステープ(粘着材なし)の長尺寸法について紹介します。
当社の長尺は1コイル500mまで巻くことができますが、実はこの長さは金属業界の中では長い方ではありません。
例えば、ステンレスを製造している製鉄会社では1コイルの長さが数Kmにも及び、当社は材料の一部を使用しています。
まず、ステンレステープを製作するにあたり幅の切断が必要になり、この工程をスリット加工といいます。
このスリット加工の幅公差は、一般的には±0.1㎜ですが、弊社では±0.03㎜の公差で切断することが可能です。
切断された材料は中芯(ナカシン)と呼ばれるロールに巻かれます。
このロールは標準は紙管になりますが、お客様のご希望により、塩化ビニール(塩ビ)、ベークライト(ベーク)、鉄などのロールに巻き取られます。(下記写真左から紙管、塩ビ、ベーク、スプールになります)
幅が細い場合はスプールと呼ばれるロールに巻き取りますが、これは材料が逸脱しないために使用します。
切り出した材料はお客様のご要望により下記の①~④のエッヂ加工を施すことが可能です。
①はスリット加工のままのエッヂで通常の仕上がりとなり。多少の切断バリが発生します。
②はラウンドエッヂになり、板厚方向に丸みを帯びたエッヂになります。
③は片面面取りエッヂになり、C面取りを施されたエッヂになります。
④は③の面取りを両面に施したエッヂになります。
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