今回は食品工場で行われている、洗浄作業を従来より短時間で簡単に行える方法について書いていきます。
工場内に搬入された食材は、キレイに洗浄された後、カット・焼く・蒸す等の工程に搬送されていきますが、食材が接触した部分には有機物が付着してしまいます。
有機物をそのまま放置した場合、食中毒の原因となる細菌が繁殖してしまい、健康被害を起こす可能性があるため、使用後は細心の注意を払い洗浄しています。
しかし有機物は目に見えないレベルで存在しており、落ちているか落ちていないかが目視では分からないため、担当者は大変な事でしょう。
もし、現場で簡単に有機物を検査する事ができれば、「まだ付着しているかも」と心配をする必要がなくなるのと、管理が容易に行えることで、今までの洗浄作業より時間短縮が可能になります。
有機物の測定方法としては、ATP測定器を使用すれば、現場で簡単に測定が行えます。
ATP測定器メーカーの推奨基準値では、ステンレス表面の測定値≦200(ATP値)に対して、非金属製品の測定値≦500(ATP値)と合格ラインが設定されており、この数値を管理することで、トラブルがあった場合も原因を簡単に特定することが可能になります。
ステンレス スチールベルトを使用すれば、洗浄作業を短時間で行えて、さらに洗浄度を高める事が可能になります。
今後、ATP測定器を使い、ステンレス スチールベルトと非金属製品で洗浄後の残留有機物の検査を行えればいいなと考えております。
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